The Japanese Society for Fall Prevention   (JSFP)

一般社団法人日本転倒予防学会 代表理事挨拶

 日本転倒予防学会は20224月に一般社団法人化いたしました。これと同時に武藤芳照前理事長の後任として代表理事を務めさせていただくことになりました。大高洋平、鈴木みずえ副代表理事とともに本学会を運営して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

わが国では過去半世紀に、人類がこれまで経験したことがない急速な人口構成の高齢化が進行し、2007年には65歳以上の人口が21%を超える超高齢社会となりました。これは素晴らしいことで、私たち日本人は世界に先駆けて、先人たちが渇望してきた「長寿」を手に入れているのです。一方で、介護が必要になった主な原因の12%を骨折・転倒が占め、転倒は健康寿命を短くする主要な原因となっています。また病院に入院する患者さんや、施設入所者・利用者の転倒は現場で大きな問題です。さらに近年、労働現場でも高齢者の割合が増加したことにともなって、労災事故に占める転倒の割合が高まっています。

このような背景から「転倒」は社会的課題と認識されるに至り、学術的な調査・研究の知見を積み重ねた予防対策が求められたことから、20044 月に「転倒予防医学研究会」が発足しました。そして10年間の活動の後、20144 月に「日本転倒予防学会」が設立され、これまで転倒にかかわる多くの職種の方や企業に参加・活動いただき、転倒予防に取り組んでいただきました。転倒予防に対する社会のニードは今後ますます高まると予想されるため、本学会が果たす役割は極めて重要と考えます。

本学会はきわめて学際的で、医療分野に限らず、様々な職業、職場、企業の方々で構成されています。たくさんの皆様の本学会へのご参加、ご協力、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2022年4月1日

日本転倒予防学会代表理事
萩野 浩

 

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